2006年04月22日

非常識な発想

以前、賢者の選択というテレビ番組に

フォーバルの大久保社長が出演していました。


その番組の中で特に印象に残ったのが、NCCBOX(全自動新電電選択アダプター)を開発したときの話しでした。


”1985年の通信自由化によりNTTが民営化し、DDI(現KDDI)・日本テレコム・日本高速通信(後にKDDIと合併)の新電電3社が市外通話のサービスを始めた。


新電電の売り文句は、NTTより市外通話が30%安いというものであったが、


当時新電電は東京・名古屋・大阪の大都市でしかサービスをしておらず、なおかつ東・名・阪であってもサービス提供外の地域もあった。


そのため新電電のサービスを利用するためには、いちいち地図を見てサ−ビス地域を確認し、料金表を見て一番安い電話会社を確認し、さらに電話番号の頭に0077とか0088とか0070といった識別番号をダイヤルする必要があった。


それでは利用者にとってあまりに不便なので、いつ誰がどこへかけても勝手に一番安い電話会社を自動的に選択するアダプターがあればこの不便さを解消できる!”


とのことでNCCBOXを開発したそうですが、


スゴイのは開発に33億円かかったというそのアダプターをタダで配ったということ(当時フォーバルの年商は約50億だったそうです)。


つまりは、そのアダプターをつけることによって通話料収入が得られる新電電から、お客さんの通話料の数%をマージンとして受け取ることによって利益を得るというビジネスモデルをつくったため、タダで配ることができたのです。


そして大久保社長の話を続けると・・・


”通話料金が安くなったかどうかわかるのは請求書が来る一ヵ月後なんです。


つまりアダプターをつけた時点では安くなるかどうかはお客さんにはわからない。


ホントに安くなるかどうかわからないものにお客さんはお金出さないですよ。


ですから、よくお土産屋さんなんかでおいしいかどうか食べてから買おうということで試食ってやってますよね。


私もそれと同じことを考えて、アダプターのタダ配り、つまりは


33億円の試食会


を行ったんです。”


・・・33億円の試食会って(笑)。


結局、この営業手法によって大久保社長は開発投資をはるかに上回る利益を手にしたそうです。


年商50億の会社が商品の開発に33億かけること自体相当な”賭け”ですが、それをタダで配るなんてことになったら・・・


私なら絶対反対しますね(笑)。


しょせん大物にはなれそうもない私なのでした。







posted by IT at 00:52 | 東京 ☀ | Comment(1) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
ううーん、本当にすごいですねー・・・!

しっかりした勝算を感じられていたのでしょうかね?
Posted by たんぽぽのわた毛 at 2006年04月22日 01:41
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